理事長挨拶GREETING

目白ファッション&アートカレッジは、半世紀以上にわたり、国内外のファッション業界へ多くの人材を輩出してまいりました。技術の進歩やIT化・グローバル化にともない、近年ファッション業界もめまぐるしく変化しており、低コスト・短納期で 質の高い商品を提供することが求められています。

しかし、「ファッションとは、消費者に感動を与えるもの」という本質は変わるわけではありません。本校では創立以来変わらぬ教育方針に加え、伝統を重んじつつも時代のニーズに合った新しい考え方を受け入れ、カリキュラムに反映しています。

私自身ニューヨークでファッションを学び、デザイナーとして活動した経験から、刻々と変化するファッション・トレンドをつかみセンスを鍛えるには、第一線で活躍するデザイナーから直接学ぶことが重要だと考えています。プロの空気を肌で感じ取っていく中で、自己満足ではなく、商品として日本はもとより世界に通用する作品を作り上げて下さい。人間が身につける衣服は人々が共感し、感動するものでなければなりません。

難しい課題をこなして技術をブラッシュアップし、人に感動をあたえられるファッションを提案できる業界人へと成長して頂きたいと思います。時代に即応できる発想力、そして時代にとらわれない基礎を習得し、真の実力を得ることを期待しています。